エコキュートの異音|音の種類別の原因と修理・交換の判断基準

住まいのトラブル

エコキュートから聞き慣れない音がする場合、部品の劣化や故障の前兆の可能性があります。音の種類で原因と緊急度をある程度特定できます。放置すると故障が進行するケースもあるため、早めの確認が重要です。

音の種類別・緊急度の目安

  • 「ガタガタ」「カタカタ」→ ファンモーター・コンプレッサーの劣化(緊急度:中)
  • 「キーン」「ピー」高音 → 冷媒回路・膨張弁の異常。早めに業者へ(緊急度:高)
  • 「ゴボゴボ」「ポコポコ」→ タンク内のスケール蓄積 or 配管内のエア噛み(緊急度:低〜中)
  • 起動時の「ボン」「ブーン」→ ヒートポンプの正常な起動音の場合もある
  • 使用年数10年超の異音 → 寿命の兆候。修理費との比較で交換を検討

異音の種類と原因

音の種類で原因と緊急度が異なります。「以前はしなかった音かどうか」が最初の判断ポイントです。

「ガタガタ」「カタカタ」(振動系)

ファンモーターの軸受け摩耗やコンプレッサーの振動増大が原因です。放置するとモーター焼損につながるため、早めの点検が必要です。

  • ファンモーターの軸受け摩耗 → 回転のたびに振動・衝突音が出る
  • コンプレッサーの振動増大 → 経年劣化で振動吸収能力が低下
  • 外装パネルのネジの緩み → 振動でパネルが共振している場合は増し締めで解消することがある
  • 緊急度:中。日に日に音が大きくなる場合は業者に連絡する

「キーン」「ピー」(高音系)

冷媒ガスの流れの異常または膨張弁の動作不良が原因です。冷媒回路の問題は自然回復しないため、緊急度が高く早めの対応が必要です。

  • 冷媒ガスの流れが乱れているときに高音が発生する
  • 膨張弁(冷媒を膨張させる部品)の動作が正常でないと「ピー」という断続音が出る
  • お湯の温度不安定・エラーコード表示と同時に起きる場合は故障が進行している
  • 緊急度:高。この音が継続する場合は速やかに業者に連絡する

「ゴボゴボ」「ポコポコ」(水流系)

タンク内のスケール(水垢)蓄積または配管内のエア噛みが原因です。沸き上げ中に一時的に出る場合は正常なこともあります。

  • タンク内スケール:長期使用で水垢が堆積すると熱効率が低下し、沸き上げ時に音が出る
  • 配管内エア噛み:配管に空気が入り込むとゴボゴボ音が発生する
  • 沸き上げ完了直後に短時間だけ出る音は正常な場合が多い
  • 緊急度:低〜中。継続・悪化する場合は業者に点検を依頼する

正常な運転音との見分け方

「以前からしている音かどうか」が最初の判断ポイントです。ヒートポンプ起動時に発生する一定の音は正常な動作音です。

  • 起動時の「ブーン」低い連続音 → 圧縮機の正常な動作音
  • 沸き上げ完了直後の「カチッ」→ 弁の切替音(正常)
  • 以前はしなかった音・音量が増した・音の質が変わった → 異常のサイン

自分でできる確認

業者に連絡する前に試せる確認があります。外装パネルの緩みや障害物が原因の場合は自分で対処できます。

  • 外装パネルのネジが緩んでいないか確認し、必要であれば増し締めする
  • ヒートポンプユニット周囲に枝・葉・異物が入り込んでいないか確認する
  • リモコンにエラーコードが表示されていないか確認する
  • リモコンで運転を一度停止して再起動し、音が変わるか確認する

業者に依頼する判断基準

以下のいずれかに当てはまる場合は業者に連絡します。

  • 「キーン」「ピー」高音が継続している
  • 振動系の音が日に日に大きくなっている
  • 異音とエラーコードが同時に出ている
  • 異音とお湯の温度不安定が同時に起きている
  • 使用年数10年超で新たな異音が始まった

修理・交換の費用相場

異音の原因によって費用が大きく異なります。コンプレッサー交換が必要な場合は交換費用の2〜3割に達するため、使用年数によっては本体交換が合理的です。

作業内容 費用目安
ファンモーター交換 2万〜5万円
膨張弁交換 3万〜6万円
コンプレッサー交換 8万〜15万円
本体交換(エコキュートへ) 35万〜50万円
給湯省エネ2026補助金(エコキュート) 基本7万円・最大10万円

コンプレッサー交換が必要な場合、使用年数10年超の機器では本体交換の方が長期的に合理的なケースが多いです。修理費と交換費用、残りの想定稼働年数を比較して判断してください。

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本ページの費用は複数の給湯器修理・交換業者の公開情報をもとにした目安であり、実際の費用は機種・設置状況・地域・業者によって異なります。補助金額は給湯省エネ2026事業の公開情報に基づき、予算状況により変更される場合があります。最終確認日:2026年6月8日。

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