インターホン交換の費用相場|配線方式・住居タイプ別に解説【2026年】

アイキャッチ 住まいのトラブル

戸建てでの一般的なインターホン交換費用は、工事費込みで2.5万〜5万円が目安です。マンションの管理組合一斉交換では戸あたり10万〜18万円になるケースもあります。費用を決める最大の要因は「現在の配線方式」で、これを把握しておくと業者への見積もり前に自分の予算感がつかめます。

費用の目安(配線方式・住居タイプ別)

  • 2線式 → そのまま交換:1.5万〜4万円
  • 直結式(AC100V)→ 電気工事士が必要:2万〜7万円
  • ワイヤレス・電池式 → DIY可能:1万〜2万円
  • マンション個人交換(モニター付きへ変更等):3万〜6万円
  • マンション管理組合一斉交換:戸あたり10万〜18万円

このページでは「インターホン交換費用」の目安を配線方式・住居タイプ別に整理しています。実際の費用は地域や住宅の構造、工事業者によって異なります。

インターホン交換費用の相場

費用の9割は「現在の配線方式」で決まります。まず室内親機がどの方式かを確認してから機種選定と業者選びに進むのが効率的です。配線方式を確認せずに機種を選ぶと、想定外の追加工事費が発生することがあります。

戸建ての費用相場(配線方式別)

費用の幅が大きい理由は、配線方式によって必要な工事の難易度が異なるからです。同じ機能の製品でも、直結式の住宅に取り付ける場合は電気工事士による工事が必要になります。

配線方式 本体価格 工事費目安 合計目安 DIY可否
2線式既設の2芯線をそのまま流用 1〜3万円 5千〜1万円 1.5〜4万円 機種による
直結式(AC100V)壁から100V配線が直接出ているタイプ 1〜5万円 1〜2万円 2〜7万円 不可(要資格)
ワイヤレス・電池式配線不要・電池駆動 1〜2万円 不要 1〜2万円 可能

費用は複数の電気工事業者の公開価格・施工実績をもとにした目安です。住宅の状況により異なります。

自分の家の配線方式の確認方法は、室内親機の電源の取り方で判断できます。

  • コンセントに差し込んでいる → プラグ式(2線式の場合が多い)
  • 壁の中から直接ケーブルが出ている → 直結式(AC100V)
  • 単三・単四電池で動く → 電池式(ワイヤレス含む)

2線式の場合、親機を壁から取り外すと裏面に2本の細い線(チャイムコード)が接続されています。直結式は太い電線が接続されており、電気系統に直結しているため外観で区別できます。

マンションの費用相場

マンションはインターホン交換の前に、管理組合または管理会社への確認が必要です。共用部の設備に接続されているインターホンは、無断で交換すると管理規約に抵触する場合があります。

  • 個人で室内モニターをカラーに変更等:3万〜6万円
  • 管理組合による一斉交換(システム全体更新):戸あたり10万〜18万円
  • 管理組合一斉交換の費用は通常、修繕積立金から支出されます

管理組合の一斉交換では、集合玄関機・管理室親機・各戸の室内機すべてを同一メーカーのシステムに統一するため、戸あたりの費用が戸建てより大きくなります。

自分で交換できるケースと業者が必要なケース

電源プラグ式・乾電池式・ワイヤレス式は自分で交換できます。直結式(壁から直接配線が出ているタイプ)は電気工事士の資格が必要で、電気工事士法第3条により無資格での工事は禁止されています。

DIYできるケース

自己工事ができるのは、電力系統に手を加えない方式に限られます。

  • 電源プラグ式(コンセントに挿すタイプ)
  • 乾電池式
  • ワイヤレス式(電池式の送信機+受信機)

2線式の場合は機種によってDIY可否が分かれます。「2線式対応機種へのそのまま交換」で配線変更が不要なケースは、製品マニュアルに従えば工事不要で交換できる製品もあります。ただし配線の接続手順は製品ごとに異なるため、作業前に必ずマニュアルを確認してください。

業者に頼むべきケース

直結式(AC100V接続)の交換は、電気工事士法第3条により電気工事士の資格を持つ者だけが工事を行えます。資格のない方が直結式の配線に手を加えると法律違反になるほか、感電・火災のリスクもあります。

  • 室内親機に壁から直接電線が接続されている(直結式)
  • 配線方式を変更する機種選定(例: 2線式から直結式へのグレードアップ)
  • マンションで共用部の配線が関わる場合

電気工事士法第3条は「一般用電気工作物に係る電気工事は、第1種電気工事士または第2種電気工事士でなければ従事してはならない」と定めています。AC100Vに接続するインターホンの取り付けはこの電気工事に該当します。

出典: 電気工事士法(e-Gov法令検索)

交換費用を抑える方法

同じ配線方式の機種に交換するのが費用を抑えやすい方法です。配線方式を変更すると新たな配線工事が発生し、工事費が1万〜3万円以上追加になります。まず現在の配線方式を確認してから同一方式の後継機種を探すのが順序として効率的です。

同じ配線方式の機種を選ぶ

現在の配線方式と同じ方式の機種に変更すれば、追加の配線工事は発生しません。例として、現在が2線式であれば2線式対応の新機種を選ぶことで、工事費を取付費のみに抑えられます。メーカーの製品ページや仕様書で「2線式対応」「AC100V接続」などの表記を確認して選定してください。

ネットで本体購入+取付のみ業者に依頼する方法

本体をネット通販や家電量販店で別途購入し、取付工事のみ地域の電気工事業者に依頼する方法があります。本体を自分で用意することで、工事一式を業者に依頼する場合と比べて本体代を2〜3割程度安く入手できるケースがあります。取付のみの工事費は5千円〜1.5万円程度が目安です。

ただし、支給品工事の場合は業者側の機器保証が対象外になることがあります。依頼前に「持ち込み機器の工事対応可否」と「保証範囲」を確認してください。

インターホン交換のタイミングと寿命

一般的なインターホンの設計上の寿命は10〜15年とされています。築15年以上で一度も交換していない場合、機能的な問題が出る前に交換を検討する時期に入っています。

主な故障のサインは以下のとおりです。

  • チャイム音が鳴らない、または音が小さくなった
  • 画面が映らない・暗い(カメラ付き機種)
  • 雑音・ハウリングが起きる
  • 呼び出しに応答できない

設置から15年以上経過した機種はメーカーの補修用部品が製造終了になっているケースがあり、故障した際に修理不可になる可能性があります。部品供給期間はメーカーにより異なりますが、製造終了から7〜10年程度が目安とされています。

インターホン交換と合わせて検討したいスマートロック

インターホンを交換するタイミングは、玄関まわりの防犯・利便性を見直す機会でもあります。インターホンと連携して動作するスマートロックを合わせて導入する事例が増えています。

スマートロックとは

スマートロックは、既存のドア錠に後付けして鍵の施解錠をスマートフォン・カード・生体認証で行う機器です。ドア本体を交換せずに取り付けられるため、賃貸物件でも導入できる製品があります(退去時に取り外して原状回復可能なタイプ)。

  • 顔認証・指紋・暗証番号・カード等、複数の解錠方式を選択可能
  • オートロック機能により鍵の閉め忘れを防止
  • スマートフォンアプリから解錠・施錠の状態確認が可能

インターホン連携ができるスマートロック

a接点入力(乾接点)に対応したスマートロックであれば、インターホンの呼び出しボタンに連動して玄関を解錠する操作が可能になります。来客がインターホンを押した際、室内モニターで確認しながらボタン一つで玄関を開けられる仕組みです。インターホンと鍵の操作が画面上で完結するため、子どもや高齢者のいる家庭での利便性向上に使われています。

EPIC(エピック)は顔認証・指紋・カード・暗証番号に対応し、a接点入力によるインターホン連携が可能です。既存ドアへの後付けで設置でき、本体価格帯は3万〜5万円台です。

スマートロック(PR)

インターホン連携対応のスマートロック

顔認証・指紋・カード対応。既存のドアに後付け可能で、賃貸でも利用できる原状回復対応タイプ。

EPIC公式サイトで確認する
本ページの費用は一般的な施工事例・メーカー公開情報をもとにした目安であり、実際の費用は地域・住宅の構造・工事業者によって異なります。電気工事士法に関する記述は公開情報をもとにしていますが、詳細は資格保有者または行政窓口にご確認ください。最終確認日:2026年6月7日。

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