エコキュートの水圧が弱い原因と改善方法|高圧タイプへの交換は必要?

アイキャッチ 住まいのトラブル

エコキュートはタンク式のため、ガス給湯器より水圧が低い構造になっています。「弱い」と感じる原因が仕様なのか故障・劣化なのかで対処が異なるため、まず「最初から弱いか」「途中から弱くなったか」を確認します。

水圧の弱さ・原因別の目安

  • 導入直後から弱い → 仕様上の水圧。高圧タイプへの交換で改善
  • 途中から弱くなった → ストレーナー詰まり・減圧弁故障・配管劣化の可能性
  • 2階・3階で弱い → 揚程の損失。加圧ポンプの設置で改善可能
  • シャワーヘッド交換 → 体感の勢いは低コスト(2,000〜5,000円)で改善できる場合がある
  • 標準タイプの水圧: 170〜190kPa(ガス給湯器は500kPa前後)

エコキュートの水圧が弱い原因

「最初から弱い」か「途中から弱くなった」かで原因が分かれます。どちらのパターンかを先に確認してください。

仕様上の水圧(最初から弱い場合)

エコキュートはタンクの耐圧に合わせて減圧弁で水圧を落とす構造のため、ガス給湯器(直圧式)より水圧が低いのは仕様です。ガス給湯器から交換したときに「弱くなった」と感じるのはこのためで、機器の故障ではありません。

  • 標準タイプ(エコキュート):170〜190kPa
  • 高圧タイプ(エコキュート):290〜320kPa
  • ガス給湯器(直圧式):500kPa前後
  • 「最初から弱い」場合は故障ではなく仕様。高圧タイプへの交換が根本的な解決策

故障・劣化(途中から弱くなった場合)

使い始めてから水圧が低下した場合は、ストレーナーの詰まり・減圧弁の故障・配管内のスケール蓄積が主な原因です。

  • ストレーナー(フィルター)の詰まり → 自分で掃除できる(次章参照)
  • 減圧弁の故障 → 業者修理が必要(費用1〜3万円)
  • 配管内のスケール(水垢)蓄積 → 経年劣化。配管洗浄または配管交換
  • 混合水栓の不具合 → 給湯器ではなく水栓側の問題

設置環境の問題

機器や配管に問題がなくても、設置環境や使い方によって水圧が不足するケースがあります。

  • 2階・3階での水圧低下:揚程(高さ)による水圧損失。加圧ポンプで補える
  • 同時使用時の水圧分散:シャワー中にキッチン・洗面・食洗機を同時に使うと水圧が分散する

自分でできる改善方法

費用をかけずに水圧を改善できる方法があります。業者を呼ぶ前にまず試してください。

ストレーナーの掃除(費用0円)

給水バルブの手前にあるストレーナー(フィルター)が詰まると水圧が低下します。自分で取り外して水洗いできます。

  • ストレーナーの場所は機種の取扱説明書に記載されている(給水配管の接続部付近)
  • 給水バルブを閉めてからストレーナーを外し、水洗いして元に戻す
  • 年1〜2回の掃除が推奨されている

シャワーヘッドの交換(2,000〜5,000円)

低水圧対応シャワーヘッドは穴径を小さくして水流を集中させる構造で、水圧自体は変わらなくても体感の勢いが改善します。

  • ホームセンター・Amazonで購入可能。自分で交換できる
  • 水圧そのものは変わらないが、シャワーの使用感は改善することが多い
  • まず試せる最低コストの対策として有効

同時使用を避ける

シャワー中に他の水回りを同時使用すると水圧が分散します。使用タイミングをずらすだけで改善するケースがあります。

  • シャワー中はキッチン・洗面台での湯の使用を避ける
  • 食洗機の稼働時間を入浴と重ならないようにずらす

業者に依頼する判断基準

以下のいずれかに当てはまる場合は業者に相談します。

  • ストレーナー掃除をしても改善しない
  • 以前より明らかに水圧が落ちた(経年劣化の兆候)
  • 水漏れが同時に発生している
  • 2階以上で慢性的に水圧が不足している(加圧ポンプの検討)

修理・交換の費用相場

原因によって費用の幅が大きく異なります。「水圧が弱いから交換」と即断する前に、ストレーナー掃除やシャワーヘッド交換で改善するか確認してから判断してください。

作業内容 費用目安
ストレーナー掃除(自分で) 0円
低水圧対応シャワーヘッド交換 2,000〜5,000円
ストレーナー・減圧弁の交換(業者) 5,000〜3万円
加圧ポンプ設置 5万〜15万円
高圧タイプへの本体交換(エコキュート) 35万〜50万円
給湯省エネ2026補助金(エコキュート) 基本7万円・最大10万円

コンプレッサーや減圧弁の修理費用が高額になる場合、使用年数10年超であれば高圧タイプへの交換を検討する方が長期的にコストを抑えられるケースがあります。修理か交換かの判断は残りの想定稼働年数と修理費用のバランスで決めます。

業者比較(PR)

水圧の診断・修理・高圧タイプへの交換を相談したい

きゅっとは水圧診断から修理・交換まで対応。給湯省エネ2026事業の登録事業者なので、高圧タイプへの交換時に補助金申請も代行します。

▼ 無料・最短即日

きゅっとで今すぐ相談する(無料)
本ページの費用は複数の給湯器修理・交換業者の公開情報をもとにした目安であり、実際の費用は機種・設置状況・地域・業者によって異なります。水圧の数値はメーカー公開情報に基づきますが、機種によって異なります。補助金額は給湯省エネ2026事業の公開情報に基づき、予算状況により変更される場合があります。最終確認日:2026年6月8日。

コメント