東京都の住宅省エネ補助は「クールネット東京」が窓口で、太陽光・蓄電池・エコキュート・断熱窓の4設備が対象です。 国の補助制度と東京都の制度は原則として重複申請が可能で、条件が整えば合計100万円超の補助を受けられます。 このページでは制度の全体像・設備別の補助額・申請で必要な共通ルールを整理します。
まず結論
- 太陽光(既存住宅):3.75kW以下 15万円/kW・上限45万円。3.75kW以上は実質12万円/kW×kW(例:4kW=48万円・5kW=60万円)
- 蓄電池(新設):10万円/kWh・上限120万円(DR参加でさらに+10〜15万円)
- エコキュート(PV連携型):14万円/台
- 断熱窓:定額補助・例133,000円〜・戸建て上限200万円(内窓・ドア交換)
- 東京都の補助は国の補助と原則重複申請可(同一機器の二重取り不可)
- 申請は原則として都登録の施工業者が代行(消費者の直接申請は原則不可)
このページは東京都のクールネット東京補助(太陽光・蓄電池・エコキュート・断熱窓)の全体像を整理するハブです。 各設備の詳細・費用相場・申請手順は設備別の詳細ページで解説しています。 国の補助制度(給湯省エネ2026等)の全体像は住宅省エネ2026キャンペーン概要ページを参照してください。
マンションにお住まいの方へ
- 太陽光・蓄電池・エコキュートは設置スペースや共用部の権利の制約から、基本的に戸建て向けです。
- 断熱窓(内窓)は集合住宅の専有部も対象になる場合があります。管理組合の許可と管理規約の確認が必要です。
- 外窓交換・玄関ドアは共用部にあたり、管理組合の許可が必要です。
1.東京都の住宅省エネ補助は「クールネット東京」に集約【全体像】
東京都の住宅省エネ補助は、公益財団法人東京都環境公社(クール・ネット東京)が運営する複数の事業に分かれています。 R8(2026年度)も太陽光・蓄電池・断熱窓の3事業が受付中で、エコキュートは東京都の独自補助が別途設けられています。
東京都の4事業はいずれも、都内に所在する既存または新築の戸建て住宅が主な対象です。 申請はクールネット東京に登録した施工業者が代行します。消費者が直接申請する手続きはありません。 国の補助制度(給湯省エネ2026事業・先進的窓リノベ2026事業)と東京都の制度は原則として重複申請が可能ですが、同一機器に対する二重取りはできません。
- 家庭における太陽光発電導入促進事業(R8) 受付中
- 家庭における蓄電池導入促進事業(R8) 受付中
- エコキュート導入促進事業(R8) 受付中
- 断熱・省エネ改修促進事業(高断熱窓・R8) 受付中
出典:クール・ネット東京 公式サイト tokyo-co2down.jp 最終確認日 2026-05-31
2.設備別の補助額 早見【太陽光・蓄電池・エコキュート・断熱窓】
4設備の代表額を一覧で示します。詳細な条件・申請手順は各設備の詳細ページで確認してください。
下表はR8(2026年度)の東京都補助の代表額です。補助額は設置容量・機種・グレードにより異なります。
| 設備 | 代表額(または特記) | 主な条件 | 詳細ページへ |
|---|---|---|---|
| 太陽光 | 3.75kW以下 15万円/kW・上限45万円 3.75kW以上は実質12万円/kW×kW |
都登録業者・事前申込必須・既存住宅 | 太陽光ピラーへ |
| 蓄電池 | 10万円/kWh(上限120万円) DR参加で+10〜15万円 | 太陽光設置済み or 再エネ電力メニュー契約 | 蓄電池ピラーへ |
| エコキュート | PV連携型 14万円/台 再エネ電力型 5万円/台 | PV連携型または再エネ電力メニュー型 | エコキュートピラーへ |
| 断熱窓 | 定額・例133,000円〜(戸建て上限200万円) | グレード・サイズにより定額。内窓・ドア交換が対象 | 詳細準備中 |
断熱窓の詳細ページは現在準備中です。内窓グレードP(特大サイズ)133,000円・ドア交換グレードP 220,000円が代表例で、戸建て通常上限は200万円(防犯加算で300万円)。
出典:クール・ネット東京 断熱・太陽光住宅普及拡大事業(R8) tokyo-co2down.jp 制度PDF:R8概要PDF 最終確認日 2026-05-31
3.東京都で補助を使うときの共通ルール【全設備横断】
東京都の補助は「都登録業者経由・事前申込必須・先着順」の3点が全設備に共通します。 申請のタイミングを誤ると補助を受けられなくなるため、工事契約前の手順確認が必須です。
- 都登録業者による代行申請:補助申請は施工業者がクールネット東京のシステムで行います。登録業者以外が施工した工事は補助対象外です。
- 事前申込は工事契約締結前:全設備に共通して、事前申込は必ず工事契約の締結前に完了させる必要があります。契約後の事前申込は原則として認められません。
- 予算先着順・受付終了リスク:いずれの事業も予算の上限に達した時点で受付終了します。年度途中の終了実績があるため、早期の手続きが基本です。
- SII登録機器要件(蓄電池):R8.10.1以降に事前申込する蓄電池はR8 SII登録機器のみが対象です(R8.4.1〜6.30の契約・工事完了分を除く)。
- 金融機関証明書(太陽光):R8から、太陽光の実績報告時に金融機関発行の証明書が必須化されました(ローン利用の有無を問わず)。
- DR契約のタイミング(蓄電池):蓄電池でDR上乗せを受ける場合、DR契約は交付申請兼実績報告の前に締結を完了させる必要があります。工事後の後付けは不可です。
出典:クール・ネット東京 家庭における太陽光発電導入促進事業・蓄電池導入促進事業(R8) tokyo-co2down.jp 最終確認日 2026-05-31
4.設備をまたぐと補助はどう積み上がるか【複合導入シミュ】
太陽光+蓄電池+エコキュートを組み合わせた場合、東京都の補助だけで127万円に達する試算になります。 これに国の補助や区の独自補助が加わるケースもあります。
下表は代表的な構成(太陽光4kW・蓄電池6.5kWh・エコキュートPV連携型)でのR8東京都補助の試算です。 個別の工事条件・機器スペックによって実額は異なります。
| 設備 | 東京都補助(試算) | 根拠 |
|---|---|---|
| 太陽光(既存住宅・4kW) | 48万円 | 上限45万円+(4kW−3.75kW)×12万円/kW=48万円 |
| 蓄電池(新設・6.5kWh) | 65万円 | 10万円/kWh × 6.5kWh=65万円(上限120万円以内) |
| エコキュート(PV連携型) | 14万円 | 14万円/台(定額) |
| 合計(東京都補助) | 127万円 | 48万+65万+14万=127万円 |
上記に加算できる可能性があるもの(条件あり): 蓄電池DR上乗せ +10万円/台(IoTなし)または +15万円/台(IoTあり)・瑕疵保険加入 +7,000円。
試算は公式情報をもとにした参考値です。実際の補助額は機器スペック・設置条件・予算残額によって変わります。 申請前に施工業者および各事業の公式サイトで確認してください。
出典:クール・ネット東京 家庭における太陽光発電導入促進事業・蓄電池導入促進事業(R8) tokyo-co2down.jp 最終確認日 2026-05-31
5.区の独自補助との関係
東京23区のうち、一部の区は国・都の補助とは別に区独自の補助を設けています。 ただし区によって対象設備・条件・業者縛りの有無が大きく異なります。
区独自の補助は「区内業者による施工」を条件とするケースが多く、その場合は一括見積もりサービスでの比較が難しくなります。 このサイトでは業者縛りのない区(世田谷・葛飾・杉並・中野)の区別ページを順次公開しています。 足立・練馬・江東・墨田など区内業者優遇のある区は、各区の公式サイトで直接確認することを推奨します。
世田谷区の補助金詳細
世田谷区の住宅省エネ補助金(国+都+区)葛飾区の補助金詳細
葛飾区の住宅省エネ補助金(国+都+区)杉並区の補助金詳細
杉並区の住宅省エネ補助金(国+都+区)中野区の補助金詳細
中野区の住宅省エネ補助金(国+都+区)6.よくある疑問
事前申込はいつまでできる?
予算が尽きるまで受付中です(先着順)。R8は事前申込が令和8年5月末頃から開始しており、受付は予算上限到達まで続きます。 過去の実績から年度途中で受付終了するケースがあるため、早めの申込が基本です。 最新の受付状況はクールネット東京公式サイトおよび施工業者で確認してください。
太陽光と蓄電池、どちらから入れるべき?
太陽光を先に設置する(または同時設置する)のが基本です。 蓄電池(新設)の補助は「太陽光設置済みであること」または「再エネ電力メニューへの切替」が前提条件です。 ただし蓄電池の増設は再エネメニュー代替が認められないため、認証要件を満たす太陽光が既設であることが必須です。 先に蓄電池だけを導入しても増設補助が使えないケースがあるため、設置計画の段階で施工業者に確認してください。
国のDR補助金(家庭用蓄電池)は今使える?
現時点では受けられません。令和7年度補正分(SII)は2026年5月29日に予算到達で受付終了しており、次期の受付開始は未定です。 SII公式サイト(https://dr-battery.sii.or.jp/r7h/about/)で最新情報を確認してください。 東京都のDR上乗せ(クールネット東京・+10〜15万円)は国DR補助とは別制度で、2026年5月時点では受付中です。
マンションでも補助の対象になる?
設備によって異なります。エコキュート・太陽光・蓄電池は設置スペースや共用部の制約から、基本的に戸建て向けです。 断熱窓(内窓)は集合住宅の専有部も対象になる場合があります。ただし管理組合の許可が必要で、外窓交換・玄関ドアは共用部にあたるため管理規約の確認が先です。
設備別の詳細と関連ページ
本ページは公的機関の公表情報を整理したものです。補助金は予算到達により年度途中で受付終了する場合があります。申請の可否・最新の受付状況・金額は、各事業の公式サイトおよび施工事業者で必ずご確認ください。最終確認日:2026-05-31


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