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杉並区井草エリアの坪単価は平均183万円。 30坪で約5,490万円です。
西武新宿線の上井草・下井草・井荻が最寄り駅。 杉並区11エリア中11位。 杉並区で最も安いエリアです。
隣の荻窪(JR中央線・坪253万円)と比べると、 30坪で2,100万円の差がつきます。 西荻窪(坪255万円)とも2,160万円の差。 中央線と西武新宿線——路線が1本違うだけで、坪単価が70万円変わる。 この差が井草エリアの最大の特徴であり、最大の割安要因です。
格差倍率は1.24倍。全9地点が第一種低層住居専用地域。 杉並区で最も均質な低層住宅地です。
国土交通省の地価公示データ・9地点を分析しました。
杉並区全体のランキングはこちら:
杉並区の坪単価ランキング
井草の丁目別坪単価一覧
| 丁目 | 坪単価 | 30坪目安 | 最寄駅 徒歩 | 用途地域 | 26年変動 | 5年変動 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 清水3丁目 | 203万 | 6,090万 | 井荻 11分 | 1低専 | +28.8% | +21.9% |
| 善福寺3丁目 | 200万 | 6,000万 | 上石神井 15分 | 1低専 | +26.0% | +21.0% |
| 下井草3丁目 | 193万 | 5,790万 | 下井草 3分 | 1低専 | +28.9% | +23.2% |
| 善福寺4丁目 | 192万 | 5,760万 | 上石神井 13分 | 1低専 | +23.8% | +18.3% |
| 上井草2丁目 | 183万 | 5,490万 | 井荻 7分 | 1低専 | +31.5% | +23.3% |
| 今川4丁目 | 173万 | 5,190万 | 上井草 17分 | 1低専 | +29.3% | +18.5% |
| 今川2丁目 | 169万 | 5,070万 | 上井草 16分 | 1低専 | +26.6% | +22.1% |
| 井草1丁目 | 167万 | 5,010万 | 下井草 4分 | 1低専 | +29.1% | +22.8% |
| 井草5丁目 | 164万 | 4,920万 | 上井草 6分 | 1低専 | +26.1% | +22.4% |
※坪単価は国土交通省の地価公示(2026年)ベース。30坪目安は各丁目の坪単価×30坪で算出。
丁目別データで見えてくること
全9地点が1低専。用途地域が完全に統一されたエリアは杉並区でここだけです。 格差1.24倍は、清水3丁目(坪203万円)と 井草5丁目(坪164万円)の差が坪39万円しかないことを意味します。
清水3丁目(坪203万円)は井荻駅から徒歩11分。 最高値地点でも駅から遠いのが、このエリアの構造です。 一方、下井草3丁目(坪193万円)は 下井草駅から徒歩3分で、5年+23.2%。 駅近で坪193万円は、杉並区全体で見ても割安な水準です。
注意が必要なのは善福寺3丁目・善福寺4丁目。 最寄駅は上石神井(西武新宿線・練馬区)で、徒歩13〜15分。 杉並区のアドレスですが、実質的には練馬区の生活圏です。
今川4丁目(坪173万円)は 上井草駅から徒歩17分。 バスや自転車で荻窪駅に出る住民が多く、 「西武新宿線沿線」と言いつつ実際は荻窪圏で生活するケースもあります。
井草の地価推移|27.8%の26年間

上のグラフは杉並区の区平均と井草エリアの坪単価推移です。 区平均の下を一定の差で推移しているのが見えます。
ポイント①:区平均との差は縮まっていない
井草は坪183万円、区平均は233万円。 差は坪50万円前後です。 この差は26年間、ほぼ変わっていません。 西武新宿線の価格ディスカウントは構造的なものであり、 短期的に縮まる動きは見えていません。
ポイント②:直近5年で+21.5%——エリア内は足並みが揃っている
5年変動率+21.5%は区内では下位ですが、 9地点中8地点が+18%以上と、足並みが揃っています。 均質なエリアだけに、上昇も下落も全体で動く傾向です。
隣接エリアとの坪単価比較
井草の隣接エリアは荻窪・阿佐ヶ谷・西荻窪の3つ。 いずれもJR中央線沿線で、井草だけが西武新宿線。 3方向すべてが「格上」という立地です。
| エリア | 坪単価 | 想定坪数 | 土地目安 | 井草との差額 |
|---|---|---|---|---|
| 井草(この記事) | 183万 | 30坪 | 5,490万 | — |
| 荻窪 | 253万 | 30坪 | 7,590万 | +2,100万 |
| 阿佐ヶ谷 | 227万 | 28坪 | 6,356万 | +866万 |
| 西荻窪 | 255万 | 30坪 | 7,650万 | +2,160万 |
※各エリアの想定坪数は用途地域と実際の流通面積に基づく。差額は「相手の土地目安 − 井草の土地目安」。
荻窪との比較
荻窪(坪253万円)はJR中央線の快速停車駅。 井草エリアの南端から荻窪駅まではバスで10分程度。 実際に荻窪駅を日常的に使う井草住民も少なくありません。
にもかかわらず坪70万円、 30坪で2,100万円の差がつきます。 同じ杉並区、バスで10分の距離で2,100万円。 この差の大部分は「JR中央線か西武新宿線か」の路線評価の差です。
ただし、井草の全地点が1低専であるのに対し、 荻窪は1住居や1中専を含みます。 静かな低層住宅地を求めるなら、 井草は荻窪より条件が揃っている地点が多い。 2,100万円の差額を建物や外構に回せるのが井草の強みです。
阿佐ヶ谷との比較
阿佐ヶ谷(坪227万円)はJR中央線の快速停車駅。 井草との差は坪44万円、 30坪(井草)と28坪(阿佐ヶ谷)で 866万円の差です。 井草エリア北部の阿佐谷北6丁目は最寄駅が鷺ノ宮で、 阿佐ヶ谷駅圏ではなく西武新宿線の駅圏です。
西荻窪との比較
西荻窪(坪255万円)はJR中央線の各停駅です。 快速は停まりませんが、坪単価は荻窪とほぼ同水準。 井草との差は坪72万円、 30坪で2,160万円。 各停駅でも中央線なら西武新宿線の特急停車駅レベルを上回る—— 路線ブランドの構造がここにも表れています。
まとめ|井草の土地で覚えておくべき数字
坪183万円、1.24倍の格差、+21.5%の上昇率。 杉並区11エリア中11位。
西武新宿線沿線、全9地点が1低専。 杉並区で最も安く、最も均質な低層住宅地です。 荻窪との差2,100万円、 西荻窪との差2,160万円。 この差は路線の違いによる構造的なディスカウントです。
上井草駅前にはガンダムのブロンズ像があり、 旧サンライズ本社があったアニメの街でもあります。 井草森公園(杉並区最大級)や暗渠の緑道など、 緑の多い住環境は価格だけでは測れない価値があります。
路線ブランドのディスカウントを「割安」と見るか。 全地点1低専の住環境を「強み」と見るか。 井草の土地選びは、その視点で決まります。
📌 井草で土地を探す方へ
井草エリアは坪183万円、30坪の土地で約5,490万円です。 荻窪の同条件(約7,590万円)より2,100万円安い分、 建物にまわせる予算が大きく増えます。 土地と建物の総額を先に整理しておくと、 「同じ杉並区でこれだけ建てられた」という満足度につながります。
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