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世田谷区千歳烏山エリアの坪単価は平均189万円。30坪で約5,690万円です。京王線の特急停車駅で新宿まで15分。小田急線で同スペックの経堂(坪249万円)と比べると、30坪で1,800万円安い。
ただしエリア内格差は1.94倍。南烏山3丁目(坪261万円)と北烏山7丁目(坪135万円)では、同じ「千歳烏山」でも完全に別世界です。
国土交通省の地価公示データ25年分・9地点を分析しました。
千歳烏山の丁目別坪単価一覧
丁目別データで見えてくること
南烏山3丁目(261万円)は千歳烏山エリアの中で飛び抜けている。 最寄駅は芦花公園で徒歩3分。準住居地域で容積率が高い。
26年間で+44.4%、5年で+18.7%と上昇率もエリア内トップ。坪261万円は成城(250万円)や経堂(249万円)を超えており、千歳烏山エリアにいながら急行停車駅を上回る価格帯。「千歳烏山は安い」というイメージとは真逆の地点です。
南烏山2丁目(223万円)は千歳烏山駅から徒歩5分。 新しく加わったデータで、駅至近ながら坪223万円と手が届きやすい水準。26年で+38.7%と堅調に伸びており、千歳烏山の実力を示す地点です。
「南」と「北」で明確に分かれる。 南烏山(3地点の平均229万円)と北烏山(2地点の平均142万円)の差は87万円。30坪で2,610万円。千歳烏山駅の南側は商店街や京王線の利便性を直に享受できるエリア。北側は閑静な住宅地ですが、北烏山7丁目の最寄駅は久我山(井の頭線)で徒歩17分と、千歳烏山の生活圏からやや外れます。
北烏山1丁目の5年変動率+16.0%に注目。 坪177万円と北烏山の中では最も高いが、5年変動率は9地点中2位。芦花公園駅から徒歩8分と利便性が高く、市場がこの地点を「割安」と評価し始めている兆候です。
北烏山7丁目(135万円)は世田谷区で5番目に安い。 4,050万円で世田谷区に30坪の戸建て用地を持てる。ただし最寄駅が久我山で徒歩17分という立地は、千歳烏山の駅力の恩恵をほとんど受けられません。5年変動率+7.9%もエリア内で最低。価格にはそれなりの理由があります。
千歳烏山の地価推移|26年間の記録

千歳烏山の坪単価は2000年に148万円、2025年に189万円。26年間で+26.6%。世田谷区平均(+35.9%)を下回りますが、千歳船橋(+15.5%)や祖師谷・砧(+18.9%)よりは高い上昇率です。
2015年以降の加速が鮮明
グラフで最も注目すべきは2015年以降の傾きです。2000年から2013年までの13年間はほぼ横ばいで、148万→135万と逆にわずかに下落。それが2015年頃から明確な上昇トレンドに転換し、直近5年で急加速しています。
2013年の底値(135万円)から2025年の189万円まで、12年間で+40%。後半の12年だけを切り取ると、世田谷区平均(同期間+42%程度)とほぼ同じペースで上昇しています。千歳烏山は「ずっと出遅れている」のではなく、最初の13年で出遅れた分を、後半12年で取り返しにかかっている。
区平均との差は縮まっているか
2000年時点で千歳烏山148万円、区平均173万円。差は25万円。2025年では千歳烏山189万円、区平均239万円で差は50万円。差は広がっている。
ただしこれは三軒茶屋や二子玉川の急上昇が区平均を押し上げた結果。千歳烏山自身の上昇ペースは加速している。区平均との差が縮まり始めるかどうかは、今後2〜3年のデータで判断する局面です。
リーマンバブルへの反応は控えめ
2007〜2008年に千歳烏山も坪168万円まで上昇していますが、区平均(206万円)と比べると反応は限定的。下落も168万→136万(▲19%)で、千歳船橋(▲29%)や成城(▲28%)より穏やか。投資マネーが流入しにくい実需エリアの特徴がここにも表れています。
世田谷区全体の推移グラフと比較はこちら → 世田谷区の坪単価ランキング
隣接エリアとの坪単価比較
千歳烏山は京王線の特急停車駅。ここまでの4記事(成城・経堂・千歳船橋・祖師谷)はすべて小田急線でしたが、千歳烏山は路線が違います。この「路線の違い」こそが、最大の価格差の原因です。
経堂との関係──同じ「急行/特急停車駅」で1,800万円の差
経堂と千歳烏山のスペックを並べると驚くほど似ています。
新宿へのアクセス、急行(特急)停車、充実した商店街。生活の実態はほぼ同等。にもかかわらず30坪で1,800万円の差がつく。
この差の正体は路線ブランドです。不動産市場には「東急>小田急>京王」という暗黙の格付けが存在し、同じスペックでも京王線沿線は割安に評価される傾向があります。住みやすさや利便性の実態ではなく、「どの路線に住んでいるか」で価格が変わる。元業界人として言えば、これは実態との乖離が最も大きいギャップのひとつです。
千歳船橋との逆転現象──各停駅より安い特急停車駅
千歳船橋(坪192万円)は小田急線の各停駅。千歳烏山(189万円)は京王線の特急停車駅。各停駅の方が特急停車駅より3万円高い。30坪で90万円の差は誤差レベルですが、「特急停車なのに各停以下」という事実は、路線ブランドの影響力を如実に示しています。
ただし千歳烏山の南烏山側(平均229万円)と千歳船橋(平均192万円)を比べると逆転し、千歳烏山が37万円高い。「エリア平均」は北烏山の安い地点に引っ張られている点に注意が必要です。
祖師谷・砧との関係
祖師谷・砧(坪178万円)との差は11万円。ほぼ同じ価格帯です。祖師谷・砧は小田急線の各停駅(祖師ヶ谷大蔵)。千歳烏山は京王線の特急停車駅。路線ブランドの差がなければ、千歳烏山が大幅に高くなるはずのスペック差ですが、現実にはほぼ同額。
これは逆に言えば、京王線の特急停車駅を小田急線の各停駅と同じ価格で買えるということ。通勤利便性を重視する人にとっては、千歳烏山は最もコストパフォーマンスの高い選択肢のひとつです。
→ 祖師谷・砧の坪単価|成城の隣で2,160万円安いエリア
まとめ|千歳烏山の土地で覚えておくべき3つの数字
坪189万円(エリア平均)、1.94倍(丁目間の格差)、+26.6%(26年間の上昇率)。
千歳烏山の最大の特徴は「路線ブランドによるディスカウント」。京王線というだけで、同スペックの小田急線の駅(経堂)より1,800万円安く買える。2015年以降は市場がこのギャップに気づき始め、上昇が加速中。
エリア内は南北で二極化しているため、「千歳烏山の相場は189万」と鵜呑みにするのは危険です。南側の駅近(南烏山2〜4丁目、坪202〜261万円)で探すか、北側(北烏山、坪135〜177万円)で予算を抑えるか。この選択が総額2,600万円の差になります。
📌 千歳烏山で土地を探す方へ【PR】
千歳烏山は南烏山と北烏山で30坪2,600万円の差がつくエリアです。南側の駅近(南烏山2〜4丁目・坪200万円台)に狙いを絞ると、9地点あるエリアの中でわずか3地点。ポータルサイトの検索では北側の物件に埋もれて、駅近の売り情報になかなかたどり着けません。
このエリアで探すなら、「南烏山・駅徒歩6分以内・30坪・6,000万円台」のように丁目まで条件を絞って、複数の不動産会社にまとめて伝えておくのが有効です。
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